間面記法
 「けんめんきほう」と読みます。古代建築の規模を表現する方法です。古代の建築は、奥行き(妻面)が二間と決まっていたので、間口と母屋の周りの庇を表現することで建物の様子が分かったのです。右の図のように母屋の間口が三間で四面とも庇が廻っている場合は「三間四面」といいます。
ちなみに、この場の「間」は具体的な距離を表す単位ではなくて、柱間の数を表しているだけです。
 現代のnLDKの様にいつの時代でも、規模を規格化することで誰にでもイメージを掴みやすくするということは重要のようです。最近、nLDKを批判する声をよく聞きますが、多くの人はまだまだこの住まい方で十分でしょう。模索中の新しい住まい方には、新しい規模の呼び方が必要です。なぜなら、多くの人に共通の認識を持たせないと、その分野に興味を持ってもらえず、発展するとにはつながらないから。


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