大仏様
 「だいぶつよう」と読みます。初めて採用されたのが東大寺の再建の時だったといわれています。その特徴は、それまでの仏教建築にはない豪快な表現で、太い柱と柱に差し込まれた貫によって大規模な建築に適した構造になっています。材料は、規格されていて工期を短くするための工夫がされています。細部の特徴を羅列すると以下のようになります。

・貫を用い長押を使わない
・挿肘木は左右に広がっていない
・組物の間に遊離尾垂木
・隅扇垂木
・木鼻
・一軒、鼻隠板で垂木の小口が見えない
・化粧屋根裏
・虹梁は円形で太く釈
・杖彫をつける
・出入り口に桟唐戸を付け藁座で固定


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