農家
古代の日本列島に住んでいた人々の多くは農業を営んでいたはずです。例えば、弥生時代の集落である登呂の遺跡では、あぜが作られ水田が規則的に区画されていました。縄文時代から弥生時代を経て、奈良時代、平安時代にも各地で発見される竪穴式住居は、農家の可能性が高いといえます。

しかし、江戸時代になって実際に建物が残っているようになるまで、古代・中世の農家については史料がほとんどありません。なので、当時の様子を知るためには絵巻物や屏風に描かれた絵の中から農家と考えられる建物をいくつか拾い上げて研究をおこなっています。


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