書院造り
主室に座敷飾りの床(とこ)・違棚・書院・帳台構を備えた建物の様式を書院造といいます。柱は四隅の面を取った角柱で、畳を敷き詰め、建具は引き違いになりました。内部は完全な「部屋」に別れます。主殿造りまでは、間仕切りをしていても上部が開いていました。
 平面は、対面の作法が大きく変化したためそれに伴い様変わりしました。中世までは、南面中央の部屋で庭に向かって客が座り、出迎えた主人は、庭側に対峙していました。近世になると対面が2〜3室にまたがり、相対的な位置関係が格式によって細かく決められるようになりました。そのため、主室は、南面の一番奥になりました。


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