<左利きプチ・アンケート>第50回 左利き環境は昔よりよくなったか?<左利きプチ・アンケート>第50回 左利き環境は昔よりよくなったか?近年、左利きは生まれつきのもので、子供の個性の一つとして尊重しましょう、という考え方が広まり、左利きの子供が左手を使うことは、当然のこととして容認する傾向が強くなりました。 左手・左利き用品も普及してきました。 左利きを取り巻く環境は、昔と比べて格段に改善されてきた、ように見受けられます。 では、実際に昔と比べて改善されたといえるのでしょうか。 例えば、私が左利きの活動を始めた1990年代の初め頃と比べてみましょう。 ▼物理的な面では― 左手用ハサミの子供用の場合、 当時は、レイメイのこどもはさみが350円程度で、今とほとんど変わりない値段で提供されていましたが、それ以外はたいてい500〜600円程度と割高でした。 大人用は1200〜1500円程度でした。 どちらも、各地方の地域のメーカーは別にして、全国的には3社か4社程度からしか出回っていませんでした。 ところが今では、子供用は老舗レイメイはじめ、デビカやクツワなどかなりの数のメーカーが350円程度とほぼ右手用と同一価格で提供しています。 大人用も、プラスのフィットカットfitcut(左手用)は、本体定価の300円より安い価格で売っているところもあります。 百円ショップから左手用ハサミが登場しているぐらいです。 (これらはほとんどが中国製です。低価格化はこの分野でも、Made in Chinaのお陰です。) 左手・左利き用品の種類も、販売状況も、子供用の学用品(ハサミ以下、定規、鉛筆持ち方補助具など)を中心に普及しています。 ハサミなら、一般の総合スーパーのかなりの店舗で一点程度は、子供用と大人用が手に入ります。 その他の左手・左利き用品も、庖丁や缶切などちょっと探せば見つかる状況です。 ネット・ショップを利用すれば、もっと多くの品種に出合えます。 ▼心理的な面では 「ぎっちょ」という言葉が一部で、「差別(用)語」や「放送禁止用語」とされて、昔のように自由に使われなくなりました。 左利きに対する受け止め方も先の述べましたように、大きく変化し、一部(主に年配の人に多く見られる)の人を除き、偏見を持つ人も減り、明らかな差別と思われる行為や言動も少なくなりました。 ただ、社会の機械化・省力化の結果、あらたなバリアが生まれている傾向にあるのも事実でしょう。 無作為の差別といったものが生まれているように感じます。 例えば、駅の自動改札機、各種自動販売機等がその典型です。 また、工場や作業場等の動線や、各社機械類の操作盤、大型機械の非常用スイッチの位置等で、右利き優先の配置があります。 バリアフリー化、およびユニバーサル・デザインの導入などに伴い、左利きに配慮しようという風潮も部分的に見られるようになってきました。 しかし、実際にはまだまだ、障碍者や高齢者を中心にした考え方が現れた、という程度の状況です。 読者の皆様の年齢も考慮し、ここ十数年以降に限定して、1990年(もしくは平成の初めの頃)以降、左利きを取り巻く環境は、良くなったと思いますか。 物心両面から見て、大きな前進があったと感じられるでしょうか。 それともあまり変化はない、あるいは、全く感じられない、もしくは逆行しているでしょうか。 以下の中からふさわしいと思う答えを一つ選んでください。 *投票者の利き手別で選択肢を用意しています。ご自身でご自分の 利き手を右もしくは左と、どちらか判断した上で投票してください。 *一言言わせて、という方は投票後に表示されます一番下の「ご意 見ボード」をご利用ください。 貴方のご意見ご感想をお聞かせください。
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